効率的なダイエットの秘訣TOP > ダイエット成功のコツとは? > 急激なダイエットの危険性とは?

急激なダイエットのリスクとリバウンド

急激なダイエットとは、短期決戦でダイエットを達成しようとするときに取る方法です。急激なダイエットには、大きく分けて2種類あります。

  • 急激な食事制限
  • 過激な運動・エクササイズ

急激なダイエットのうち、食事制限に関しては、摂取カロリーが極端に減ることになります。それだけカロリーが体内に入ってこなくなるわけですから、体は飢餓状態と思って、脂肪を溜め込み、節約しようと働きます。

そうなると、それほど食べていないのに太ってしまうという現象が起きるのです。同時に筋肉量も減っていきますから、基礎代謝量が減少して、さらに太りやすい体質になってしまいます。

急激なダイエットというとき、激しい運動によって痩せようという人もいます。 たとえば何時間もウォーキングに励んだり、激しいダイエットDVDを毎日繰り返したりといったことですね。

でも低血糖状態で長時間、有酸素運動をすることは、じつは低炭水化物ダイエットやケトン体ダイエットと同様に、リバウンドの元です。なぜなら体内環境が低血糖だからです。筋肉を減らさないようにするには、空腹時の運動を避け、ある程度血糖値が安定した時間帯に行なうべきです。また何時間も歩くということはしないほうがよいでしょう。

コアリズムやターボジャムのような激しいエクササイズは、14日間のプログラムとか期間限定のことが多いです。でも、そのあとピタッと止めてしまっては、それまでの努力が水の泡になります。運動は一生続けてこそ、価値を生むものです。

また運動による急激なダイエットを毎日続けることにも、問題があります。
筋肉痛なのに、休まずに運動を続けていると、筋肉が萎縮してしまいます。そうなると返って基礎代謝が低下して、やせにくい体質になるのです。

急激なダイエットと筋肉

急激なダイエットをすることは、効率的なダイエットとはいえません。
前述したように筋肉が減っていくだけです。減量して喜んでいたとしても、それは脂肪と筋肉の両方が落ちていることが考えられるのです。

食事制限であれ、長時間の有酸素運動であれ、急激なダイエットをすると、肝臓のグリコーゲンが底をついてしまい、脳や血球のエネルギー源が不足してしまいます。そこで肝臓のエネルギーがなくなるまえに、筋肉を分解してぶどう糖を作り出します。

筋肉は基礎代謝量の約4割を占めますから、これが減ることは、消費カロリーがかなり減少することになります。そうなると今までと同じ食事量であっても、カロリーオーバーしやすくなるわけです。

急激なダイエットと健康

急激なダイエットをすると、どうしても栄養バランスが崩れがちになります。
過激な食事制限をする場合、栄養バランスを完璧にすることは、難しいのではないでしょうか?

ですから、ダイエットの食事法の考え方としては、まず栄養バランスを整えることを第一にします。その上で、カロリーを”やや制限する”のです。いわゆる腹八分目ですね。ここでカロリーをたくさん減らしてしまっては、前述したように筋肉をぶどう糖に糖新生するだけなので、リバウンド必至になります。これこそがダイエットの失敗や挫折の元なのです。

食事制限によって急激なダイエットをすると、栄養バランスが崩れがちになります。とくに必須栄養素の不足は深刻です。体内で作られる成分なら、不足しても体内で産生できるので問題はありません。問題は、体内で作られない必須脂肪酸とか必須アミノ酸、ビタミン、ミネラルといった栄養素の不足です。

これらが不足すると、肌荒れや冷え性、むくみ、便秘の原因となって、女性の美容を損なうだけではありません。免疫力が低下して、乳がんや子宮がんにかかりやすくなったり、骨がもろくなったりします。骨粗鬆症になるのは、カルシウムやマグネシウムの不足だけではなく、女性ホルモンのエストロゲンの減少も関係しています。

エストロゲンが不足すると生理不順から、生理が来なくなったりします。
血管がもろくなったり、悪玉のLDLコレステロールを蓄積して動脈硬化を促進することにもなります。それは、もちろん寿命を縮める原因になります。

急激なダイエットによって自律神経が乱れれば、神経性食欲不振症(拒食症)になる危険性も出てきます。これは蟻地獄に吸い込まれるごとく、いつのまにか陥る危険です。そのためには、初めから無理な食事制限はしないことに尽きます。そうすれば、拒食症になることもないのですから・・・。